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道をひらく

有名な松下幸之助の「道」です。

 

PHP研究所の「道をひらく」より引用します。


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 自分には自分に与えられた道がある。天与の尊い道がある。どんな道かは知らないが、ほかの人には歩めない。自分だけしか歩めない、二度と歩めぬかけがえのないこの道。広いときもある。狭いときもある。のぼりもあればくだりもある。坦々としたときもあれば、かきわけかきわけ汗するときもある。


 この道がはたしてよいのか悪いのか、思案に余るときもあろう。慰めを求めたくなるときもあろう。しかし、しょせんはこの道しかないのではないか。


 あきらめろというのではない。いま立っているこの道、いま歩んでいるこの道、ともかくもこの道を休まず歩むことである。

自分だけしか歩めない大事な道ではないか。自分だけに与えられているかけがえのないこの道ではないか。

 

 他人の道に心をうばわれ、思案にくれて立ちすくんでいても、道は少しもひらけない。道をひらくためには、まず歩まねばならぬ。心を定め、懸命に歩まねばならぬ。

 

 それがたとえ遠い道のように思えても、休まず歩む姿からは必ず新たな道がひらけてくる。深い喜びも生まれてくる。


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私はこの文章がとても好きで、この本を目立つ場所に置いて、いつでも思い出せるようにしています。隣の芝生は青く見えるといわれるように、他の人の道をうらやんだり、自分が選択しなかった道が正しかったのではないかと悩むことがよくあります。そんな時にこの文書を思い出すと、また新たにやる気がでてくるんですね。


目立つ場所というのは実は家のトイレなんです。本に対して少し失礼な気もしますが、トイレは四方を囲まれた狭い空間で、入るだけでも少し気分が変わります。そんな時に印象深い本を目にすると、更に脳の深いところまで染み込むような気がするんです。本でなくても、好きな絵とか置いておいても良いような気がしますね。



ツマキチョウ

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