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笑う門には福来る

昔から言われていますが人は笑う事で免疫力が上がるそうです。ガン患者に漫才のビデオを見せる療法もあります。とにかく笑顔の人を見るとこちらも自然と笑顔になってしまいます。逆に悲しんでいる人を見ると、自分も悲しくなってしまいます。


猿など(もちろん人間も)の高等動物の脳にはミラーニューロンという神経細胞があるそうですが、これがあるおかげで、他の人の行動を見て、まるで自分の事のように感じる事ができるそうです。


もちろん、その人との関係や、行動の内容によって共感度は変わってくると思いますが、とにかく人の行動を自分の行動のように感じる能力があるという事です。人間のような社会性を持った動物は野生としては単独では生きていくことができません。狩猟をするにしても、チームワークが必要です。その為、他の仲間の動きや表情やらを見て自分の行動を決定していく必要があります。そのような状況でミラーニューロンは発達していったのではないかといわれています。


約30年前に、当時勤めていた会社で日本スマイリスト協会という会の講演を聞ききに行ったことがあります。内容は、笑顔になると楽しくなる。といったようなことで。現在の心境に関わらず、先に笑顔(作り笑顔で可)になれば楽しくなる=幸せになるというような内容でした。講演会では何度も「ニコー!」と大声で叫びながら作り笑いの練習をしたのですが、やってるうちに皆本気で笑い出してしまいました。


キッカケはともかく本気で笑っているので、どこから見ても笑っているのです。脳の状態を検査しても楽しいから笑っているのと全く同じ状態だそうです。なのでその協会の講演では、辛い事や悲しい事があった時には、無理やり笑顔を作ってみることによって、より早期に、負の感情から脱出することができるといわれていました。


「病は気から」といいます。東洋医学的に言うと「気」とはもっと具体的で実体のあるものという考えですが、一般的に「病は気から」という場合は気分とか心持の事を指します。悩みすぎは体に悪いとかそんな感じです。心と体は別々のものでは無くて、一体のものです。心身不二とか心身不離とかいいますが、お互いに強い影響を与えながらバランスを取っています。なので心の健康なくして身体の健康はありません。軽いストレスでも放置していくうちに、重いストレスとなって個人では抱えきれなくなることがあります。


軽いうちに作り笑顔で解消してはいかがでしょうか、そしてその笑顔は他人をも笑顔にすることができるのです。皆さんも何か面白くない事が起こった時には、鏡を見ながら笑顔の練習をしたほうが良いと思います。絶対に効果はあると思いますので。ただし家族や友人には見つからないようにしてくださいね。(^^)



本場、伊豆の河津の河津桜ですが、すでに散りかけていました。




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