貝原益軒の「養生訓」はご存知の方も多いと思いますが、江戸時代の東洋医学の健康本です。400年近く前に書かれたものですが、このまま実践していけば、本当に健康になれそうな内容なので今でも参考にされている方が多いようです。
私はこのページの他に昨年末から「くらしのマーケット」にも出店しておりまして、そこのブログに養生訓シリーズとして時々書いています。そちらのブログでは養生訓シリーズ第13となりますが、このブログでは初めて書くことになります。
今まではネットの情報を調べたりしていたのですが、今日はジョージ秋山さんの「貝原益軒の養生訓」より引用してみます。現代語で書かれているので便利です。またジョージ秋山さんの著作だけあって、イラストや漫画も豊富で楽しいです。
(P49)
<養生二十三訓 戦わずして勝つ>
病気になってから
治療するのはつらいことだ。
賢い人は病気にならないように努力する。
病気を治療するよりも
楽なことを知っているからだ。
戦わずして勝つということだ。
これは、あまり言われたくない事ですね。何かの病気に罹った時には、これからは健康的な食生活と適度な運動を心掛けようと心に誓うのですが、治ってしばらくすると、また元通りの生活に戻ってしまったりしますね。私もいつもそうです。病気は有る日、突然発症するものではありません。どんな病気でも長い準備期間があって初めて発症するものです。最初は単なる疲労であったものが蓄積していって大きな病気の原因になる事が多いようです。どんな病気でも辛いものですからね。私も賢くならなければいけません。
ではどんな努力をすればよいのか、細かく言うと人それぞれなんですが、簡単に実行できることは、次の養生訓で明確に示されています。
(P38)
<養生十六訓 運動する>
毎日少しずつ運動すればよい。
血行がよくなり病気にかかりにくくなる。
運動は散歩するだけでもよい。健康は保てる。
やはり適度な運動が必要だということです。現代医学でも散歩の効用は認められています。若くない人は運動のし過ぎも良くありません。適度な運動が必要です。では適度な運動とは、これも人によりますが、一般的に散歩なら1万歩が目安なんでしょうか。私的には翌日まで疲れが残らない程度で、心地よい疲労感に包まれる程度に歩くというのが理想だと思います。
※参考図書 海滝社 ジョージ秋山 貝原益軒の養生訓
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