毎日の花粉の飛散が気になる頃ですね。発表によると今年は去年より少なく前年比60%だそうなので、少しはマシになりそうです。約7年前にアレルゲン検査結果をしたのですが、10年前の検査結果と比べると全ての数値が低くなっていますが、ハウスダストやダニ関係はクラス4という事でしたが、今でもハウスダストを吸い込んだりすると軽い喘息みたいな反応があるので、今検査してもそれなりの結果が出ると思います。
さて花粉症ですが当時の検査結果によるとスギに対してクラス2程度の反応があるということでした。ただし、ここ30年ほどは花粉症というほどの症状が出たことがありません。さすがに飛散量が多い日なんかに戸外にいると、目が少し痒く感じたり、鼻がムズムズしますが、あんなトゲトゲの花粉が目や鼻につくのですから、何も感じない方がおかしいですね。私の場合は今のところ幸いにもそれ以上の症状が出ていません。
以前は花粉症は誰でもいつ発症するかわからない病気だと言われていました。個人個人に花粉に耐えることのできる容量のようなものがあり、毎年花粉に晒らされていくうちに、いつかはその容量をオーバーする時がやってくると。オーバーした時点で花粉症になってしまうとか。でもこの説は間違いであったという話でしたから、今までなっていない人もいつかは必ず発症するというわけではないので、それほど不安に思う必要もないようです。
症状を緩和する方法は色々出回っています。抗アレルギー剤や抗ヒスタミン剤を飛散前から服用していくというのが代表的ですが、抗アレルギー剤は効かないという報告があったりで、イマイチ信頼のおけるものが見つかりません。それも当然のことで、人の身体はそれぞれ個性がありますので、ある人に有効な薬も別の人には全く効かないということはよくある事です。私が昔アトピー性皮膚炎で悩んでいたころ、薬のひとつとして、アレルギー科の医師から、当時は新しい薬として出たばかりのアレグラを処方されて服用していました。これが全く効かなかったんです。なぜかアトピーの痒みは全く抑える事ができませんでしたが、蚊に喰われても痒くなかったのです。これは逆に気持ち悪くなり、直ちに服用を停止しました。止めてもなんの影響もありませんでした。まぁ効く人には効くんでしょうけど。
私の専門である東洋医学では花粉症にどう対処するかというと、まず印堂というツボを押します。やりかたですが、横になるか椅子に座ってリラックスします。リラックスしたら、どちらかの手の中指で左右の眉毛の中心点を押します。最初はユックリ、徐々に力を入れていくと、何となくツボを押された感
覚がすると思います。教科書によると(1)だるいような感覚 (2)しびれるような感覚(電気が流れるように感じる時もある) (3)涼しい感覚 (4)熱い感覚 (5)腫れぼったい感覚 のどれかを言います。眉毛の真中辺りを少し上下左右に動かしながら上記の感覚が一番強い場所を探してください。見つかったら30秒から1分押し続け、ゆっくり指を離してください。(ゆっくり離すのはとても重要です)このツボは鼻炎の特効ツボですので、効果は高いですよ。迎香というツボが小鼻の両脇にありますので、印堂と同じように押してみてください。鼻の両側を人差指で目元まで上下に何度もこする事も非常に有効です。他にも耳にも鼻炎に関係するツボがあります。これらのツボについてはネットでも簡単に見つけることができますので、興味があれば検索してみてください。
たとえアレルギー検査で強い反応があることがわかっても、単なる血液検査です。体の外に出した血液で起こった反応が、同じ様に体内でも反応するかというとイコールではないはず。それを証拠に全く症状が出ない人もいますよね。難しいことですが日ごろからストレスを溜めないようにし(溜まってきたと思ったら、解消して)、腸内環境を整える事、適度な運動をする事で(動くところは動かさないと錆びます)、症状を落ち着かせたり、出ないように出来るはずですから。
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