水は1日にどれくらい飲んでますか?


私が子供の頃(1970年代)は水分補給の重要性についてワザワザ語られるような時代ではありませんでした。逆に運動部では水を飲まないことが美徳であると叩きこまれました。中学生時代はテニス部に所属していましたが、水を飲むことは強く戒められていたので、顔を洗うふりをして水を飲んだり、タオルに染み込ました水を絞って口に含んだりして禁を破っていました。時には腕立て伏せをしながら水たまりの泥水をすすりたい欲求にもかられましたが、そこは何とか我慢しました。


それでも倒れたりする者もおらず、喉がカラカラになりながらも走り回っていました。今なら大問題になるところですが、当時はプロのスポーツ選手でもそんなものだったのではないでしょうか。そしてクラブ活動が終わると皆で競うように水道水をがぶ飲みしたものです。家では井戸水を直接飲むか、夏は水道水で沸かした麦茶を冷蔵庫で冷やして飲むのが通例でした。水は喉が渇いた時にしか飲まないというのが常識だったのではないでしょうか。


日本でミネラルウォーターが一般化したのは1983年の「六甲のおいしい水」がきっかけだそうです。今から36年前、バブルが膨らみ始める少し前ですね。(バブル景気は1986年~1991年の間とされています)その数年前からでしょうか、海外では水が「販売」されていて街では若者がバックパックのメッシュのポケットにエビアンウォーターを入れて、颯爽と歩いている姿が紹介されたり、一部の芸能人がそのスタイルを取り入れて話題になっていたように思います。私のような田舎ものにはお金を出して水を買うという事事態が信じがたいことで、奇異に感じるのみでしたが。


私は二十歳の時にお金を借りてハワイに行ったのですが、当時はハワイツアーが非常に安く行けるようになった時で5泊くらいしたと思いますが98000円でした。その時の米ドルのレートはまだ240円くらいしたので、この価格は破格でしたね。そのハワイに行った時に見た印象的な光景のひとつは西洋人がペットボトルを持ち歩いていたことです。その姿がカッコ良くて非常に印象に残りました。ただしハワイの水道水は直接飲むことができたので水を買う「勇気」はありませんでした。(^^)


それからミネラルウォーター市場は急激に拡大し、誰もが水を買う時代になってしまい、今では水道水を飲む方が少し勇気が必要なほどです。