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執筆者の写真阿木一浩

指をにぎって不調を整える

「仁神術」ってご存知の方もいらっしゃると思います。数年前に話題になった健康法ですが、自分の指を軽く数分にぎる事によって、心身の様々な不調が改善されるというものです。

雑誌とかで紹介されたのは、その入門編というべき簡単な方法ですが、結構効果がありそうなので紹介しておこうと思います。


仁神術では、心身の状態によってにぎる指を選びます。

具体的には

親指:心配事や疲労を感じた時ににぎると良いそうです。脾と胃につながっているのでその不快感にも。

人差指:感情は恐れで、歯痛や背中の痛みに。内臓は腎臓や膀胱。

中指:怒りを感じた時に、肝臓や肺の不調に。目の疲労にも良い。

薬指:悲しみ、落ち込みに。内臓は肺、大腸。耳鳴りにも効果的とか。

小指:神経質な人に。内臓は心臓で腹部の膨満感や吐き気等にも有効。


握り方は、どちらの手でもOKだそうで、反対の手の親指以外の4指の腹を当てて軽く包み込むようににぎり、脈拍を感じたら深呼吸しながら5分から10分保つという感じです。ヘタクソな絵ですが、書いてみたので参考にしてください。


この内容をみると東洋医学の理論がベースになっているようで、脾・胃、腎・膀胱という内臓の表裏の関係や関係する感情も東洋医学の考え方とほぼ同じようです。


私がまだ20歳代のころ岡島瑞徳さんの「自分でつくる元気生活」シリーズを愛読していました。岡島さんは、あの整体協会の野口晴哉氏の弟子だった人で後にヨガや武術を組み合わせた整体観が魅力的だったのですが、そのシリーズの中にも、体調不良を指を握る事で改善するという記述があり大変興味を持ったものです。やり方は少し違うのですが、この仁神術を見て思い出しました。もっとも仁神術というのは今から100年も前に村井次郎という方が創始された治療法だということなので、岡島さんもどこかで参考にされたのかもしれません。

またこちらも一時期話題になりました安保理論の安保徹さんが提唱されていた「爪揉み」も指で治療するという意味ではよく似た療法です。


とにかく指をにぎるだけで、不調が改善するかもしれないということですから試してみても損はありませんね。とりあえず全ての指をにぎってみるというのではなくて、今感じている不調に合わせて指を選び、そこに集中したほうが良いと思います。これはツボの治療でも言われることですが、効果が分散されて効きも薄まるようですから。


興味があるかたは、ネットでも検索できますし、本も売ってますので。


こんな感じ






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