中国の伝統医学マッサージについて

中国の伝統医学マッサージ=推拿(すいな)は3千年以上の歴史をもつ整体術で漢方薬・鍼灸と並ぶ中国医学の三大治療法の一つです。推拿の「推」は「押す」、「拿」は「つかむ」という意味。手技によって経絡と経絡上の特定のツボに圧力をかけ気が体中をスムーズに流れるようにする手技療法です。日本には唐の時代その技術が伝わりました。その後世界各地に広がり、各種の手技療法の源流となりました。現在では安全性・即効性があることが科学的にも認められ世界60ヶ国へ広まり国際的にも注目されている伝統的な手技療法です。

【推拿療法の特徴】

(1)改善効果が高く、適応範囲が広い

多くの手技療法の長所を合わせ持っていることから多くの疾患、症状に対応できます。

〇推拿療法による分筋、理筋法をはじめ、手技が豊富でその組合せが多彩。

〇手技療法には軟部組織に手技を用いるもの(表層の筋肉を刺激して血液やリンパ液の循環を改善させる)と骨関節部に手技を用いるもの(主に脊柱の歪みを正すことで神経系に働きかけて身体の機能を整える)に大別されますが、推拿療法はその両方を兼ね備えています。

 

(2)安全で苦痛を伴わない。

推拿独特の円による連続性のある動きが、滑らかに患部へ浸透する為、痛みを取り除く際に苦痛を伴いません。手だけによる力任せの手技ではなく「柔中の剛、剛中の柔」の力を生み出し、一人一人の症状に合わせて力に強弱のアクセントをつけ、経穴や患部に不必要な力を加えないことが、患者に苦痛を与えずに事故を招く危険性がないといわれる所以です。このことから、あらゆる手技療法の中で群を抜いて安全性が高いといえます。

 

(3)施術時間が短く、即効性がある。

推拿は中医学の理論に基づいて症状を診断し、一人一人に合わせた施術法を考え施術のポイントを絞り込んでいるので、施術時間が短く、即効性があります。

【東京中医学研究所について】

​私が推拿を志したキッカケは約15年前の自分自身の腰椎椎間板ヘルニア発症の体験によります。手術は避けたかったので、多種多様な(魔法、超能力に至るまで)手術以外の療法を試しましたが、どこに行っても1mmも改善することはありませんでした。(もちろん国内の全ての治療を試したわけではありません)そんな状況のとき、たまたま中国で中国伝統の手技療法を受ける機会を得る事ができました。その治療法が「推拿」と呼ばれる伝統療法なのですが、何と短期間の通院で著しい効果が表れ、その後は自宅療法で完全に治ってしまったのです。(詳しい内容に興味ある方は是非、拙著「さよなら腰痛」をご覧ください)

その後、整体の道を志した時に推拿というものが常に頭のなかにありましたが、日本で学べるという事は考えていなかったので、特別調べるという事もしなかったのですが、たまたま東京中医学研究所というところで臨床推拿塾というのを開催していることを知り、受講体験を受けてみる事にしました。

受講体験は、副塾長の信長先生にい指導していただいたのですが、その繊細な手技と推拿の理念に感銘を受け、その場で入塾を決定した次第です。

実技コースでは塾長である孫維良先生に直接指導を受けましたが、そのシャープでありながら非常に柔らかい手技と一瞬にして症状の原因を究明すると同時に改善する技に近づきたいと頑張ってきました。この度、全コースを修了することができ、自分の手技に更に自信が持てました。

孫 維良(ソン・イリョウ)

1954年中国・天津生まれ
天津中医薬大学客員助教授
天津北辰北門医院副院長
香港中医脊診整脊学会副会長
東京中医学研究所所長
臨床中医推拿塾塾長
(中国医師免許保有)

​著書多数

信長正義(のぶながまさよし)
1964年 広島県生まれ 
東京中医学研究所副所長
臨床中医推拿塾副塾長
すいな健康院院長

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